ケーキバースでは人間が「ケーキ」と「フォーク」、そしてどちらにも属さない「普通の人間」の3種類に分かれており、「フォーク」にとって「ケーキ」は甘くて美味しい対象となります。
オメガバースをベースとしているため、大まかな設定は類似しています。例えば社会ではほとんどが「普通の人間」で、「ケーキ」や「フォーク」は少数派。また、「フォーク」は「ケーキ」に出会うと強く惹かれ、「ケーキを食べたい」と思います。
もともとケーキバースは韓国の二次創作BL(ボーイズラブ)コミックで発祥したジャンル。近年は日本でも人気が急上昇しており、pixivやSNSなどで発表される二次創作作品および有名作家による商業作品が増加しています。
ケーキバース作品のテーマはBLが多い傾向にありますが、GL(ガールズラブ)、HL(ヘテロラブ:異性愛)などとも相性抜群。ストーリーは、カニバリズムを含むグロ系、甘々イチャイチャ系、社会派シリアス系、ドタバタラブコメ系など多岐に渡ります。また、「オメガバース」と同様に、作家が独自設定を追加している作品も多数あり、作家の数だけケーキバースの世界観が存在すると言えます。