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「銀魂まるちばーす祭り」で新情報が続々、“一番汚い黒幕”こと空知英秋の胸中は

2025/8/16 20:00

空知英秋原作によるアニメ「銀魂」と、10月に放送予定のアニメ「3年Z組銀八先生」の最新情報などを届けるイベント「銀魂まるちばーす祭り」が、本日8月16日に東京のヒューリックホール東京で開催された。

坂田銀時/坂田銀八役の杉田智和、志村新八役の阪口大助、神楽役の釘宮理恵、近藤勲役の千葉進歩、土方十四郎役の中井和哉、沖田総悟役の鈴村健一、山崎退役の太田哲治、定春/寺門通役の高橋美佳子、そしてエリザベスが勢揃いした「銀魂まるちばーす祭り」。「銀魂」から飛び出した高校生たちのイベントという設定で、ステージ上には教室風のセットが組まれ、授業形式で進んでいく。キャスト陣は登壇ではなく“登校”、観客も“生徒たち”として参加し、“日直”として阪口が進行役を担った。

まず1時間目は歴史の授業。「3年Z組銀八先生」のキービジュアル解禁を懸け、キャスト陣はクイズの正解を目指す。1問目は「アニメ『3年Z組銀八先生』で監督が一番こだわったところは?」。答えの選択肢は「ハタ校長の銅像の輝き」「銀魂高校の校舎のデザイン」「銀八先生のシャツの色」の3つだ。鈴村は「前に誰かが校舎のデザインにこだわっているって言ってた気がする」とうろ覚えに話すも確信は持てず、中井が代表して「ハタ校長の銅像の輝き」と回答。しかし正解は「銀魂高校の校舎のデザイン」で、鈴村の記憶が正しかったと証明される。このクイズに対し、監督からは「銀魂高校はたぶん偏差値低めの公立高校でお金もなさそうなので、校舎が綺麗に見えないようにあえて壁に汚れタッチを入れるなどしました」というコメントが届いた。

2問目「エリザベスの設定で『銀魂』と『3年Z組銀八先生』で変わったところ」では、答えとして「くちびるが丸くなった」「まつ毛が長くなった」「何も変わっていない」という3つの選択肢が提示される。2作品それぞれのエリザベスがスクリーンに映し出されるが、パッと見ではほぼ変化がわからず、キャスト陣は頭を悩ませる。観客に尋ねてみると「何も変わっていない」という意見が大半だったが、鈴村はスタッフの気持ちを読み「まつ毛が長くなった」と回答。しかし正解はやはり「何も変わっていない」で、監督の「『銀魂』からの使い回しでーす」というコメントが読み上げられる。結果、「3年Z組銀八先生」のキービジュアルはここでは伏せられたままとなった。

2時間目は保健体育の授業。今度は「3年Z組銀八先生」の放送情報解禁を懸け、キャスト陣は映像を使ったクイズに挑戦する。1問目は、画面を素早く通り過ぎたキャラクターが誰かを当てるクイズ。観客の中には1発で正解する動体視力の持ち主もおり、キャスト陣は思わずどよめく。2問目は、映像内のチコン貝の本数を当てるクイズ。キャスト陣は目を凝らして必死に数えるものの、不正解に終わる。ここでも「3年Z組銀八先生」の新情報は明かされず、観客はお預けを食らった。

3時間目にして、通役の高橋が華やかな衣装でステージに初登場。「今日は新曲発表会に来てくれてとうきびウンコー!」と元気いっぱいの声で呼びかけ、寺門通親衛隊隊長でもある新八役の阪口を呼び込む。観客と阪口にダンスをレクチャーした後、「3年Z組銀八先生」で発表される新曲「お前の恋愛偏差値25未満」を宇宙最速でお披露目。観客も精一杯ダンスについていき、ステージを盛り上げる。さらに高橋はもう1つのプレゼントとして、初めてフルコーラスで歌うという「チョメ公なんざクソくらえ!」を披露。客席に降りながらパフォーマンスし、観客も笑顔で応えた。

4時間目は国語として、キャストが生朗読劇を上演。5時間目では「3年Z組銀八先生」の第1話が先行上映され、楽屋で第1話をキャスト陣と観ていた杉田は「普通に笑ってました」と、演者でありながら視聴者として純粋に楽しんだと語った。

最後はホームルームとしてアフタートーク。「3年Z組銀八先生」のPVや音楽情報が発表されたほか、20周年企画について改めて告知される。締めの挨拶を任された太田が観客に感謝を伝え、キャスト陣は退場。するとスクリーンで、「新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-」が2026年に公開されると明かされる。会場の熱気が一気に高まった中、再びステージに姿を現したキャスト陣。空知描き下ろしのティザービジュアルも公開され、阪口は空知から届いているというコメントを読み上げる。空知は「連載が終了してから6年もたつ作品が、未だに汚い大人達の小銭稼ぎの道具になり、味がしなくなるまでしゃぶり尽くされているのを見るのは、それはそれで作家冥利に尽きるなと通帳を眺めながら感じております」「皆さん銀八先生、映画、共々、杉田智和のこれからの活躍にも期待していてください。一番汚い黒幕より」などと、「銀魂」原作者らしいユーモアたっぷりのメッセージを送った。

最後に杉田はイベント名の“まるちばーす”が最後まで何か理解できなかったとボヤきながら、「『銀魂』ですので何が起きるかわかりません。そういう期待と不安を同時に楽しめるのも、この作品ならではだと捉えております。皆さん、今後ともどうか見捨てないでください」と挨拶。最後はみんなで一礼し、「先生、さようなら!」の声で締めくくった。

空知英秋・大崎知仁/集英社・「3年Z組銀八先生」製作委員会 (C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス

(コミックナタリー)
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