TOHO animationが、「ゴジラ」新作アニメシリーズの制作を発表。コンセプトアートが公開された。

新作アニメシリーズの主人公は、実写映画も含め70年以上の歴史を持つ「ゴジラ」シリーズでは類を見ない、“ゴジラの力を宿す少年”。コンセプトアートには、ゴジラを彷彿とさせる“放射熱線”を打ち出そうとする少年の姿が描かれた。同作は「ゴジラ S.P＜シンギュラポイント＞」を手がけたオレンジと、タイのアニメーションスタジオ・Igloo Studio（イグルースタジオ）がタッグを組んで制作する。タイトルや公開時期などの情報は、続報を待とう。

なおこの情報は、シンガポールで開催中の「Anime Festival Asia Singapore 2025」のステージ上で発表されたもの。ステージでは、東宝の専務執行役員で、チーフ・ゴジラ・オフィサーも務める大田圭二氏が「本作は“ゴジラの力を宿した少年”というシリーズ初となる試みで、いまの時代における恐怖と希望の両面をより深く描けると考えています」とコメントした。

大田圭二（東宝 専務執行役員 IP・アニメ本部長 兼チーフ・ゴジラ・オフィサー）コメント

ゴジラという存在は、誕生から70年以上の歴史の中で常に“時代”を映す鏡となってきました。本作は“ゴジラの力を宿した少年”というシリーズ初となる試みで、いまの時代における恐怖と希望の両面をより深く描けると考えています。TOHO animationとして、新しい物語に踏み出す挑戦です。

和氣澄賢（オレンジ プロデューサー）コメント

「ゴジラ S.P＜シンギュラポイント＞」をはじめ、これまで培ってきた技術や演出を通して、その情熱をより強く今回のゴジラ作品に反映させたいと思っています。受賞歴も多く数々のアニメを手掛けてきたIgloo Studioさんとのコラボレーションも心から楽しみにしています。」

ナット・ヨッサワッタナノン（Igloo Studio Founder & CEO）コメント

多くの人々に影響を与えてきたゴジラというIPに携わることができ光栄です。今の時代を生きる世界の人々が抱えている様々な思いをゴジラの物語に投影することができればと思っています。

(c)TOHO CO., LTD.