romance2さんがつけた評価
大漫画家は読んでいてクセがなく伝わり易く痛快でもあり、人間的臭みもだしながら理想も感じてしまういろい...(続きを見る)
大漫画家は読んでいてクセがなく伝わり易く痛快でもあり、人間的臭みもだしながら理想も感じてしまういろいろ詰まったストーリーで飽きさせない!
川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムに2023年5月に行ったとき、先生の作品をもっと読みたいと、心底現地で感じた思いが蘇る。実にエンターテイメント色に溢れかえっていて、読み手を愉しませようとの気持ちが伝わってくるし、少しでもいい物を世に送り出したいとの、先生の創作の姿勢が素晴らしい。
本作は御本人登場回もある! 「少し不思議」な世界で、歴史、宗教、戦い、自然災害、小さなエアポケットに嵌まった理不尽な死や無念の死を救う、目立たないけれどもやり甲斐のあるタイムパトロールのお仕事。その彼らの扱うツールの面白さもさることながら、時空を越えて縦横無尽に駆け回るダイナミックさ、発想の面白さ!
無名の市井の人々を掬い上げて、世界史の視点がグッと複眼的になる。と同時に、軽い世界地理と世界史の一断面への知的好奇心がくすぐられる。職務遂行による達成感と、人類の隅っこへのささやかな貢献、とを味わえて、ヒーロー感覚もちょっぴり理解。
まだ途中だが書いておきたくなった。
残り巻について後述の予定。
ストーリーだけでも、絵の分かり易さだけでも、本作はそれぞれ既に星6か星7に思う。カラー頁ふんだん。新装決定版と二種類あり。初出てんとう虫コミックススペシャルや小学一年生誌だそうだが大人が読んでもこたえる出来なので大丈夫。【訂正:1巻目542頁少年ワールド誌1978/8月号〜。】各話30頁台で14話。
2巻目384頁コミックトム誌1980/5月号〜。各話30頁台で10話。西欧の捕鯨問題は根が深いし罪深い。2巻目は大人にこそ啓発的なトピック。
3巻目398頁同誌1984/6〜1986/7月号。11話。昔シュリーマンの伝記に感動したものだ!ヒッタイト!あと十字軍の話もよい。
それにしても発想力?、空想力?、創造性?が豊か。夢いっぱいで、大胆で冒険心をくすぐり、好奇心がもっと刺激される。
柔軟な展開に、奇想天外な解決というかコトの顛末、自由自在の時間コントロールのパトロール隊員のあり方、その縦横無尽さに恐れ入るし登場人物達の神出鬼没ぶりに、作品て限界というものは勝手に人間が作るだけで、実は勝手に敷いてしまう作家次第なのだと実感する。素晴らしい明るさが感じられてなんだか先生の作家性自体に“すごくホ(フォ!?)ッと”する。(閉じる)
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