九郎さんがつけた評価
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神は侵略者の地球外生命体、悪魔が本来の地球人でレジスタンス、という革命的作品。
悪魔と神の正邪善悪をひっくり返してます。
永井先生はどこから、このビジョンを得たのでしょうか?
主人公「涼」が魔王ダンテになるまでの展開も衝撃的です。
絵柄は先生がギャグ漫画からシリアスに転換する時期で、迫力があります。
魔王として蘇った涼の悲しみと怒り。破壊の凄まじさ。
彼の苦悩や、悪魔狩りの残忍さは後のデビルマンに通じるものがありますね。
取り戻した記憶。神の侵略は非道でした。
息を呑む怒涛の画面です。
残念ながら、ダンテが戦いを決意したところで物語は終わってしまいます。
後のリメイク版では「アダムとイブ」との戦いや「宇津木家」の秘密などが存分に描かれていました。
蛇足ですが、魔王ダンテのデザインはマジンガーZのもとになってると思います。(閉じる)
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