TJKさんがつけた評価
『インクルージョン』の続刊、照映×未紘の話です。今回は、読み始めてと読み終わってのあとがきとで、二度...(続きを見る)
『インクルージョン』の続刊、照映×未紘の話です。今回は、読み始めてと読み終わってのあとがきとで、二度驚きました。まず読み始めて『インクルージョン』から12年以上経っていた事…ザッと計算しても未紘は30歳以上で照映は42歳以上の年齢です?いきなり!?の、時の飛ばし方に自分の計算がおかしいのかと思ったり。でも間違っていなかったので読み進め、あとがきで先生の言葉を聞いてまた驚きました。『インクルージョン』から、現実世界では20年の時が流れていたんですね。そうなると大元の『慈英×臣』シリーズは、もっと長く続いているという事で…これって物凄い事ですよね。今作がシリーズ13作めで、今が2022年。この後14作めの『ぼくは恋をしらない』が最新刊で出ていますので、とてつもなく息の長いシリーズと分かります。今作のラストでは、照映×未紘は自然な流れで、でも確かな意志を持ってけじめをつけます。2人の愛情は遠浅の穏やかな海のようで、それは10年以上変わらず、周りにいる人々の荒れた気持ちさえも凪いでいくような、良い影響を与えていると思いました。他に慈英×臣と佐藤×伊吹の短編も入っています。(閉じる)
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