*スタッ腐コメント*
体温と同じ温度のプールにゆらゆらと浮かんでいるような、肌寒い朝に布団にくるまって二度寝をしようかどうしようかと微睡んでいるような、そんな不思議な感覚を味わうことができます。
突如決まった中城と木内の同居。中城は、自身がゲイだと明かしてもあっけらかんとしている木内に、少しずつ居心地の良さを感じていきます。ところが木内には、とある秘密があるようで――…
踏み込まなくてもいい。全部さらけ出してくれなくてもいい。それでももう少しだけ、触れたい。鈍い甘さとほろ苦さと、それからちょっとだけ、しょっぱさと。くゆる煙草の煙をぼんやりと眺めるように、この空気感に酔いしれてください。
*スタッ腐コメント*
「でもまぁ…可愛いしいいか…」イ゛イ゛ヨ゛ッッッ!!!(スタッ腐心の雄叫び)(全力同意)
大寒波により帰省ができなくなってしまった大晦日、史春が拾ったのは、凍死寸前の顔面国宝レベルの青年・珠生だった。Ωである史春は、発情期が近いことをαである珠生に気付かれてしまい――
はじめてなのにぐずぐずに蕩かされちゃうふみちゃんも、激つよ顔面を存分に利用した悩殺おねだりをぶちかます珠生も、かわいくてかわいくて……もしかするとこの世のかわいさを全て詰め込んでしまった可能性があります。かなり異常なお願いをする珠生ですが、その可愛さに「仕方ねぇなぁ」と受け入れてしまうふみちゃん……ほだされレベルがカンストしていて最高です! しかもギャルで聖母。属性のバフ盛りが素晴らしい! 癖を歪められること間違いなしです☆
珠生に隠された秘密についてはここでは何も触れませんので、ぜひじわじわと迫りくる不穏な緊張感を楽しんでください。
*スタッ腐コメント*
この世に全国不器用選手権が存在しなくてよかったね! 超不名誉な称号を獲得できちゃうところでした。
トラックに轢かれ、異世界の魔王に転生した影浦 佳乃。これで疎ましいハイスペック幼馴染・幸坂 洸希の顔を見なくて済む……! と喜んだのもつかの間、魔王城へ攻め込んできた勇者は洸希にソックリで――!?
文字通り「死んでまで」大好きなカノを追いかけてきてしまったコーキ。その熱烈な執着心にはもう感服するしかありません。ところが彼、超絶一途な激重感情をお持ちでありながら不器用すぎて、生前も転生後もカノに全く想いが伝わっておらず……いやいやさすがに愛情表現が下手くそすぎでは!? そんな可哀想な彼が不憫で愛おしい……存分に愛でてください。カノもカノで鈍感レベルが限界突破。おまけにチョロすぎて心配になるほどです。ただそのチョロさゆえに、読者にとってもコーキにとってもご褒美としかいえないような展開が盛りだくさんなので、正直…感謝しています……ここに懺悔します。ありがとう。
スーパーハイテンションもだもだじれきゅんハッピーえちえちストーリーをご賞味あれ。
*スタッ腐コメント*
幼少期の恋を追いかけて。国境だって越えちゃいます!
いつも通りの放課後、ハルトの平凡な日常に突然現れたのは、漆黒の瞳に褐色の肌の美しい王子様・レイだった。いきなりキスしてきたかと思えば、今度はいきなりプロポーズ!? 振り回されるハルトの運命やいかに――
初心な反応と相対する妖艶な誘惑……このギャップはさすがに反則です! ハルトを翻弄するための様々な策略が我々にもクリティカルヒット。ずるい、ずるすぎる……! こんなに積極的に迫られたら即落ちしてしまいます! ハルトじゃなきゃ耐えられないね。ところがレイがグイグイ急いて迫るのにはある理由があって――?
ぎゅっと胸を締め付けられる展開も上下巻ならではの重厚感で味わうことができます。たっぷりしっかり心ゆくまでご堪能ください。
*スタッ腐コメント*
和志と慧司は年子の仲の良い兄弟。しかし、兄・和志の中学受験失敗をきっかけに二人の関係は変わってしまう。自分を軽蔑するような慧司の視線にひどくショックを受けた和志は慧司を避けるようになり、いつしかお互いの気持ちが分からなくなって――
まさか、そんな……ノンストップで繰り広げられる衝撃展開に呼吸すら忘れてページをめくってしまったのはスタッ腐だけではないはず。上巻を読み終えたらぜひそのまま下巻を開いてください。感情のジェットコースターに振り回されてへとへとになったところで浴びるラストは格別です。
兄弟で、家族。一筋縄ではいかない関係性に、心を傷めてください。