学校へ行ったり、仕事に行ったり…ルーティーンになりがちな日常生活を過ごしていると、たまに「キュンキュンしたい!」と思うこと、ありませんか?そんなときは胸キュンシーンがふんだんに詰まった恋愛漫画がおすすめ。胸キュンと聞くと学園ものを思い浮かべることが多いかもしれませんが、大人同士の恋や転生して溺愛されるケースなど、さまざまなストーリーがあるんです。今回はスタッフおすすめの胸キュン漫画を119選ご紹介!主人公達の恋にあなたの心は動かされっぱなし!気になったらぜひ読んでみてくださいね。
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【あらすじ】高校2年生の町田由紀は、バスケ部の仕事を完璧にこなすクールな敏腕マネージャー。そんなキャラとは裏腹に、バスケ部の主将で3年生の木戸へ密かに想いを寄せていました。ある日、木戸に彼女ができたことを知り、由紀は大ショック。人知れず部室で泣いていたところを、関わりたくないほど生意気な部活の後輩・成瀬翔に見られてしまいます。それ以来、あれこれと絡んでくる翔に、由紀はイライラ。しかし、翔はただからかっているだけではなさそう…?
【作品情報】本作は『春の嵐とモンスター』『野良猫と狼』『営業ですから』『ピンクスクラップ』などでお馴染みのミユキ蜜蜂。白泉社『花とゆめ』に連載し、全23巻で完結済みです。累計発行部数は600万部を突破し、2018年度「白泉社電子書籍大賞」で最優秀賞を、2021年度にも優秀賞を受賞した人気作。
【おすすめするポイント】チャラい見た目に反してぶっきらぼうで、由紀に一途な翔に萌えちゃいます。好きな子にちょっかいをかけちゃうような子どもっぽい一面も、年下っぽくて良い!まだ木戸のことをふっきれない由紀は、翔のストレートなアプローチにドギマギ…。振り回されつつも、徐々に翔のことが気になっていきます。迫力のあるバスケシーンも見どころです。
【あらすじ】高校2年生の青木想太は、クラスメイトの橋下美緒に片思い中。ある日、消しゴムを忘れてしまった想太へ、美緒が予備の消しゴムを貸すことに。しかし、その消しゴムには「イダくん」の文字が…。美緒が井田浩介に恋をしていると知ってしまったうえにあろうことかその消しゴムを浩介に見られてしまいます。想太は美緒の想いを秘密にすべく、その消しゴムは自分の物だと浩介へ伝えると、浩介は想太が自分の事を好きだと勘違い!その後の想太と浩介の会話もかみ合わず、お互いに誤解したまま妙な三角関係が始まります。
【作品情報】原作は、本作が代表作となったひねくれ渡、作画は『俺物語!!』などの作画も手掛けたアルコ。集英社『別冊マーガレット』にて連載したのち、全9巻で完結済です。2021年の「小学館漫画賞少女部門」を受賞し、テレビドラマ化も果たしました。
【おすすめするポイント】美緒の浩介への気持ちを守るために、浩介の勘違いを訂正せずに話を合わせる想太。浩介も想太に好かれていることを知ると、拒絶をするのではなく「友達から始めよう」と嫌がる素振りを見せません。ところがある日、美緒の好きな人について勘違いをしていることが判明…!?物語の冒頭から勘違いとすれ違いが錯綜し、ハラハラドキドキしながら楽しめる作品です。
【あらすじ】大学生の立花あかりは、元彼と別れたことが原因で恋愛に積極的になれず、実際の恋愛よりも恋愛漫画が良いと思っていました。ある日、友達とカラオケをすることになったあかりは、友達が連れてきた後輩・成瀬和泉と出会います。口数が少なくてノリの良くない和泉に自分と似たものを感じたあかり。何かと気を使いあれこれと話しかけるものの、和泉は「大丈夫なので、かまわないでください」と塩対応。しかし、その帰りにあかりが無理して周りに合わせていることを和泉に見抜かれてしまいます。
【作品情報】本作は『あした、君と恋を知る』『201号室のお隣さん』『羽柴くんは152センチ』『黒田氏の授業』など多くの人気著書を持つ日向きょう。KADOKAWAの『ジーンLINEコミックス』で連載し、全10巻にて完結しました。テレビドラマにもなった注目の胸キュンラブストーリーです。
【おすすめするポイント】どちらかと言うと引っ込み思案のあかりは、自分の本質を見抜いてさりげなく優しくしてくれる和泉に惹かれていきます。和泉もあかりの事が気になるようで、ついに2人きりのデートが実現。しかし、デート中に元彼・大和と偶然出会い、和泉がトラウマの原因となった大和の弟だと判明!あかりと和泉の間に大和が絡んで、思わぬ三角関係に発展していくストーリーから目が離せません。
【あらすじ】母親の再婚に伴って、新しい街で生活を始めることになった高校1年生の成田糸(なりたいと)は、いきなりイケメンの弟が4人もできると聞いてびっくり!中でも長男の源(げん)は糸と同い年ですが、糸はお姉ちゃんとしてしっかりしなければ!と張り切り、弟達の世話を焼き始めます。しかし、そんな糸に源は冷たく当たり、舌打ちする始末。これから仲良くなっていけるのかと糸は不安でいっぱいに…。あかりと源は家族になっていけるのか?
【作品情報】作者は『ふしぎの国の有栖川さん』『ハル×キヨ』で知られるオザキアキラ。集英社『別冊マーガレット』に連載中で、現在(2023年8月10日時点)10巻まで発売されています。いきなり4人の異母弟ができた女の子のラブコメです。
【おすすめするポイント】最初は険悪だった糸と源ですが、心の内を話し合い、お互いに家族のことを想っていることが判明し、それから源は「姉」と認めるようになりました。一緒に過ごすうちに、糸は源へ家族以上の想いを持ち始め…。成田の弟達は皆イケメンなので、毎日見られる糸がうらやましい!ほのぼの家族漫画かと思いきや、テンポが速くてギャグ多めなので、サクサクと読み進めちゃう作品です。
【あらすじ】知見才南(ちけんさな)は、イケメンが大好きな女子高生。現在、才南がハマっているのは、たまたま撮られた写真がバズり続けているインフルエンサー・宇郷奏人(うごうかなと)で、なんと奏人は同じ高校に通っているとのこと。いつか会いたいと思っていた奏人に、ある日校内で会えた才南は大感激!「生の才南」に感動している才南へ、奏人は自分の代わりに学校公式アカウントの「中の人」を担当してくれないかと依頼します。
【作品情報】作者は『ラバーズハイ〜親友の彼氏とマッチングしてしまった〜』『きょうだいごっこ』などで知られる安斎かりん。白泉社『花とゆめ』に連載中で、現在(2023年8月10日時点)8巻まで発売されています。陰のあるイケメンが大好きな人におすすめの作品です。
【おすすめするポイント】奏人は、過去に顔が原因で心無いことを言われて中身を見てもらえなかった影響から、ひねくれてしまった面倒くさい性格の持ち主。才南はイケメン好きですが、ちゃんと奏人の内面と向き合った上で、奏人の良さを発信したいと考えています。まっすぐな気持ちを伝えてくれる才南に、奏人も他の女の子達にはない気持ちを抱くようになり…。キラキラした王子様タイプではなく、拗らせてちょっと陰があるイケメンが好きな人におすすめです。
【あらすじ】素敵なキャンパスライフに憧れて上京した福永春香。しかし、実際は、すっぴんでバイトに明け暮れる毎日を過ごしていました。ある日、街ですごい美女・光に出会った春香は、女子をサボっている自分を少し反省。さらに、密かに憧れているバイト仲間の黒滝圭佑から飲みに誘われたこともあり、意を決してメイク用品を買いに行くことへ。何を買えばいいか悩んでいた時、偶然にも光と再会!可愛くなりたいという思いを吐露する春香に、「魔法をかけてあげる」と言って光はあるところへ連れていきます。
【作品情報】作者は『君と見るセカイ』『嘆きのマリー』『告白しましょう星川さん!』などで知られる柳井わかな。集英社『別冊マーガレット』に連載され、全8巻で完結しました。おしゃれとは無縁の女の子が好きな人のためにキラキラ女子へ変わっていくラブコメです。
【おすすめするポイント】春香が連れていかれたのは、光の叔母が経営するクラブ。そこで、光からヘアメイクをしてもらいます。その甲斐あって、圭佑から可愛いと言ってもらえた上に初デートの約束も!春香に自信をくれた光ですが、その正体は女装男子。素直で天真爛漫な春香のことを気になっていきます。毒舌でツンデレな光は、春香へ厳しいことも言いますが、言葉の端に優しさが含まれていてキュンとしちゃいます。
【あらすじ】彼氏がネトゲの女と浮気し、振られてしまった女子大生の木之下茜。そのゲームでストレス解消していたところ、同じギルドの山田というプレイヤーに声をかけられます。あれこれ話すも「興味ないすね」とそっけない反応しかしない山田に茜はさらにイライラ。キレイになって元彼を見返そうと誓った茜は、ゲームのオフラインイベントに参加して元彼を探すことに。茜はイケメンにぶつかってしまい、謝ります。すると、「興味ないすね」とどこかで聞いたような言い方が…!
【作品情報】作者は本作がデビュー作となったましろ。コミックスマート『GANMA!』に連載中で、現在(2023年8月14日時点)7巻まで発売されています。2022年12月には累計発行部数が200万部を超え、2023年にはテレビアニメ化も果たした人気作です。
【おすすめするポイント】茜がイベントで会ったのは、やはり同じギルドのプレイヤー・山田秋斗。秋斗は基本的に無機質で、人との関わり合いを極力避けるよう生きてきました。しかし、楽しそうにゲームをプレイしたり、人へ優しく接したりする茜の姿を見て、徐々に興味を持っていき…。クールな秋斗ですが、いざというときには茜を全力で守るカッコよさに惚れてしまいそう!
【あらすじ】石森羽花(いしもりうか)は、人とうまく話せない性格で、中学時代に周囲から「石」と呼ばれてイジメられていました。そんな中、街で出会った三浦界に勇気づけられ、界への憧れから同じ八美津高校へ入学。羽花のことを覚えていた界は、素っ気無い態度ながらも何かと羽花を気にかけます。界から話しかけられて喜ぶ羽花でしたが、中学時代のトラウマからなかなか周囲の輪に入っていくことができません。そんな羽花を見かねて、界は周囲と馴染めるように手助けしてくれました。羽花はそんな界のことを好きになっていきます。
【作品情報】作者は『流れ星レンズ』や『またあした』などを描いた村田真優。集英社『りぼん』に連載しており、現在(2023年8月14日時点)23巻まで発売中。2021年には実写映画化も果たし、2023年7月には累計発行部数が1,200万部を突破した大人気の少女漫画です。
【おすすめするポイント】少しでも自分を変えたいと願っている羽花ですが、自分のことを「石」と言ってしまうほど過去に囚われています。界はぶっきらぼうで時にはキツイ言い方もしますが、羽花が前を向いて歩きだせるように力を貸していきます。行動やセリフからも界の優しさが伝わってきて、胸キュンが止まりません。界が羽化へ「石でも、宝石なんだよ」と言うシーンは、羽花のトラウマを払拭する作中の名シーンです!
【あらすじ】大学生の糸瀬雪は、生まれつき耳が聞こえない女の子。ある日、電車内で外国人に道を聞かれて対応できず困っていたところ、大学の先輩である波岐逸臣(なぎいつおみ)が助けてくれました。耳が聞こえないことを察した逸臣は、その後も雪を気遣いつつも普通に接してくれました。逸臣のことが気になった雪は、友達の藤白りん経由で逸臣と再会することに成功!雪の知らない世界をたくさん知っている逸臣へ惹かれ、雪は会うたび逸臣への想いが膨らんでいきます。
【作品情報】作者は『ショートケーキケーキ』や『日々蝶々』などを手掛けた森下suu。講談社『デザート』に連載しており、現在(2023年8月14日時点)9巻まで発売中。テレビアニメ化やミュージカル化もされ、2023年3月には累計発行部数300万部を突破しました。
【おすすめするポイント】耳が聞こえなくても、いつもニコニコして明るく前向きな雪。逸臣もそんな健気さに惹かれ、雪と話すために手話を習い、手話や筆読で一歩ずつ距離を縮めていきます。温もりを持った人とのやりとりを見ていると、こちらも温かい気持ちになって、つい涙が溢れてくることも。逸臣の「俺を雪の世界に入れて」というセリフは、胸キュンどころか心を射抜かれちゃいます。
【あらすじ】日生ほたる(ひなせほたる)は、友人や家族に恵まれ幸せな生活を送るも、恋愛に全く興味がない女子高生。ある日、彼女にフラれてしまった同級生・花野井颯生(はなのいさき)へ傘を貸してあげると、次の日にほたるは告白されることに!恋愛経験の無さから一度は断るも、颯生の勢いに押され、お試しで付き合うことに。颯生は、好きな人のためなら何でもするちょっと重めな性格ですが、ほたるはそんな颯生を徐々に受け入れていきます。
【作品情報】作者は『おはよう、いばら姫』などでお馴染みの森野萌。講談社『デザート』に連載しており、現在(2023年8月14日時点)13巻まで発売中。2023年6月に累計発行部数が380万部を突破し、2024年にはテレビアニメ化されることが決定しています。
【おすすめするポイント】恋愛経験が無いほたるは、恋人とどうやって振る舞うべきなのか想像がつきません。しかし、そんなほたるに颯生は「ありのままで大丈夫」と優しく話し、ほたるも2人で楽しく過ごすために色々とチャレンジしていきます。ほたるのためだったら何でもしてくれる颯生ですが、特にほたるの誕生日にお姫様抱っこするシーンは何度も読み返したくなるでしょう。
【あらすじ】女子高生の小松晴(こまつはる)は、少女漫画のような素敵な恋をしたくて、好きな人にラブレターを出すことに。しかし、まさかの席替えにより、手紙はオラオラ系男子・恩田清士郎に渡ってしまいます。清士郎からの交際宣言に加えてファーストキスまで奪われてしまい、晴は大ショック。全てを忘れようと晴が家に帰ると、なぜか清士郎と母が出迎えます。清士郎の両親が海外赴任する間、会社の部下である小松家に清士郎が同居することになったのでした。
【作品情報】作者は『制服の微熱』や『ラブ×ラブゲーム』などでも知られる湯町深。小学館『Cheese!』に連載し、全15巻で完結しました。間違ってオラオラ系男子と付き合うことになった女の子のドキドキなラブストーリーです。
【おすすめするポイント】晴は普通の恋愛をしたい純粋な女の子。一方の清士郎は傍若無人で、学校でも悪名が轟いているどS男子。そんな清士郎は家でも学校でもガンガン迫ってくる上に、たまに甘い顔を見せので、どのページを読んでいてもキュンキュンしちゃいます。正反対の2人が、同居を通じて少しずつ惹かれ合っていく様子が気になって、どんどん読み進めてしまう作品です。
【あらすじ】女子高生の滝口宵(たきぐちよい)は、長身でショートカットという見た目から女の子にモテモテで、いつしか「王子」と呼ばれるようになりました。ある日、宵は学校で「もう1人の王子」と呼ばれる先輩・市村琥珀(いちむらこはく)と出会います。最初は男扱いをされて宵はイラっとしますが、再会した際に人生で初めて女の子として扱われてビックリ。初めての経験に戸惑いつつも、琥珀のことが気になっていきます。
【作品情報】作者は『椿町ロンリープラネット』や『ひるなかの流星』で知られるやまもり三香。講談社『デザート』に連載しており、現在(2023年8月15日時点)6巻まで発売中です。2021年の「このマンガがすごい!2022オンナ編」で4位を獲得し、他にも数々の賞を受賞してきた注目作品です。
【おすすめするポイント】宵は女の子扱いしてくれる琥珀には少しずつ女の子らしい心情を吐露するようになり、いつしか琥珀の言動にドギマギ…。イケメンと美女のぎこちないラブストーリーが見どころです。宵や琥珀も含め、やまもり三香が描くキャラクターがとても美しく、まるで画集のような一冊です。宵と琥珀が並ぶと本当に絵になっていて、ずっと眺めていたくなります。
【あらすじ】女子高生の氷川小雪は、周囲から「女王」と呼ばれ、人と関わり合いになりたくない人生を送っています。幼馴染である唯一の友人・安曇美姫(あずみみき)とは話しますが、一方的に話しかけてくる人達には辟易。そんな中、同学年の距離ナシ男子・雨宮湊と、その友達・日野陽太に声を掛けられて、なんとなく話すようになります。事あるごとに絡んでくる湊としっかり者の陽太、そして小雪と美姫という4人の青春物語が始まります。
【作品情報】作者は『正反対な君と僕』も手掛けた阿賀沢紅茶。集英社『マンガMee』とLINE『LINEマンガ』で連載し、全117巻で完結しました。2022年の「コミックシーモア年間ランキング2022女性コミック部門」で第1位を獲得した人気作です。
【おすすめするポイント】周囲の人に塩対応をし、幼馴染の美姫にだけ笑顔を見せていた小雪。陽太や湊と絡むようになってきてからは、徐々に微笑みを浮かべることも増え、心境に変化が現れていきます。恋愛も含めて、高校生の何気ない日常をギャグテイストに描いた作品です。キャラクター達はデフォルメして描かれることも多く、特に美姫の表情が多彩で笑えます。
【あらすじ】16歳の如月真綾(きさらぎまあや)は、片思いの相手に勇気を出して告白するも、こっぴどくフラれ、その上SNSでさらされてしまいます。ショックを受けた真綾が司書室で独り言をもらしていると、なんとそこには学校一のイケメン・千輝彗(ちぎらすい)が!話を聞いてもらってスッキリした真綾は、次の恋に向けてがんばろうと決心します。ある日、電車で彗と再会し、あれ以来まだ好きな人ができていないと話すと、彗はなんと「俺に片思いすれば?」と言い出したのです。
【作品情報】作者は『マルコと数学王子』や『ボクは宇宙人に恋をした。』などで知られる亜南くじら。講談社『デザート』に連載しており、現在(2023年8月15日時点)9巻まで発売中です。2023年には実写映画化も果たしました。
【おすすめするポイント】真綾は若干ストーカー気質な所も有りますが、素直で純粋な女の子です。一方、彗は片思いをしたことがないというイケメンっぷり。真綾に何か辛いことがあったら優しく慰め、危険からは身を呈して守ってくれる彗に、ときめかない女子などいないはず!はじめは「片思いごっこ」だったのが、徐々にステップアップしていくので、様々な胸キュンシーンを楽しめます。
【あらすじ】春野嵐子(はるのらんこ)は空気のように生きていたい高校一年生。小さな頃に周囲の女の子達の人間関係や、陰口に耐えきれなくなり倒れてしまったことがトラウマとなり、人間が一番危険だと思っていました。そんな嵐子は両親の再婚によって、天峰栢(あまみねかや)という弟ができます。栢は街で喧嘩をするような危険な香りのする男子。嵐子はなるべく関わらないように距離を置こうとしますが、栢はそんな嵐子へちょっかいをかけてきます。
【作品情報】作者は『なまいきざかり。』『野良猫と狼』『営業ですから』などを描いたミユキ蜜蜂。白泉社の花とゆめ』に連載中で、現在(2023年8月15日時点)3巻まで発売されています。正反対姉弟によるドタバタラブコメディです。
【おすすめするポイント】嵐子は名前とは違い、穏やかな生活を望む女の子。基本的には最初から一人を選んでいれば、傷つくことはないと思っています。一方の栢は中学生とは思えない言動をし、狂気すら感じるモンスター男子。しかし、実は傷つきやすい性格で、嵐子が少しずつ栢に向き合うと、栢もまたそれに応えていきます。ツンデレ年下イケメンに甘えられたい人に刺さる作品です。
【あらすじ】高校生の木下うたげは、人気男性アイドルグループの「F/ACE(フェイス)」の福原多聞(ふくはらたもん)くん推し。多聞のことは2年前のオーデション番組から応援していて、フェロモンがたっぷりでセクシー&ワイルドな多聞にうたげはメロメロです。そんなうたげは多聞の推し資金を稼ぐために家事代行でバイトをしていました。ある日、緊急入院をしたスタッフの代わりに「福原多聞」と言う顧客の家に向かいますが、そこにいたのは…!?
【作品情報】作者は『高嶺と花』『たまちぇん!!』『不老姉弟』等の数々の著書を持つ師走ゆき。白泉社の『花とゆめ』に連載されている作品で、現在(2023年8月25日現在)5巻まで発売中です。アイドル推しの女子高生と、オンとオフで性格が違うイケメンアイドルのラブコメディ!
【おすすめするポイント】大好きなアイドルの本当の姿は、見たいような見たくないようなものですが、多聞は見たらがっかりしてしまうタイプ。このギャップが人間ぽくてたまりません。陰キャでメンヘラ、さらには自己肯定感が低い…。アイドルの時とは真逆な性格の多聞に、うたげは戸惑いますが、持ち前のポジティブ思考で多聞くんを盛り上げようと奮闘します。まさに、ファンの鑑です。ギャグ強めなので、笑えるラブコメが好きなら刺さります。
【あらすじ】クラス中でも目立たず、地味でおとなしい今井椿。中2のクラス替えで仲の良い友達と一緒になり喜んでいましたが、賑やかな男子や派手な女子のいわゆるスクールカースト上位が集まるクラス。新学期のクラス替えで隣の席になったのは学校でもイケメンで有名な五十嵐衛(いがらしまもる)でした。クールで不愛想な衛の隣の席になり動揺を隠せない椿ですが、ちょっとしたことを助けてもらい、さりげない優しさを見せる衛のことを意識し始めます。
【作品情報】作画は『告白する相手を間違えました』『ナリスマシアイ』『クラーヴェイの鍵』等の著書を持つ瞳ちご、原作は『復讐心中』『永久のなよ竹』『背徳カタルシス』等でお馴染みのひなた。Bコミの『ラブドキッ。Bookmark!』にて連載中で、現在(2023年8月25日現在)46巻まで配信されています。
【おすすめするポイント】主人公の椿は、クラスの中で地味で、いるかいないかも分からないような存在の女の子。そんな椿が、学校でも有名人で、存在感アリアリのイケメン・衛に徐々に惹かれていく姿を丁寧に描き、日常で得られる些細な胸キュンを体験できちゃう作品です。学校生活の楽しくも少し煩わしい人間関係などがリアルに描かれていて、様々なキャラのワクワクやモヤモヤを共感できます。衛はもちろんカッコいいのですが、意外と芯が強い椿にも見惚れちゃうかも。
【あらすじ】15歳の宇佐美鈴は、「純真可憐な子」に育って欲しいと幼い頃から両親に大事育てられた女の子。学校でも周りの友達からは「可愛いうさぎ」のようだと言われています。実はそれは裏の顔。鈴は男の子が苦悶する姿を見て萌える、BL漫画が大好きな超S女でした!ある日の教室で遊び人の鳴川琉生が女子とキスをしているところに出くわし、俺様キャラで鈴を誘ってきます。そんな琉生を見てSキャラの血が騒いだ鈴は、琉生を攻めていくことに…!?
【作品情報】作者は『君をダメにするキス』『聖なる夜に×××』などの人気作品を著書に持つ遠山あちは。小学館『フラワーコミックス』にて連載中で、現在(2023年8月25日現在)8巻まで発売しています。攻める女子と受け身男子の恋物語を描いた人気の学園ラブストーリーです。
【おすすめするポイント】学校や家では純真無垢に見られているが「攻める」のが大好きな鈴と、女癖が悪いと評判の琉生の立場が逆転する設定が新鮮です!見た目やお互いのキャラにはない嗜好が混ざり合い、今までにはないストーリーの展開に読む手が止まりません。強気な男子を泣かせてみたい!というドS女子は共感100%?ぜひ、読んでほしいです!
【あらすじ】アルファスタ国の王太子・セシルと、8歳の令嬢・バーティアは幼い頃から婚約の仲。わずか10歳にして頭が良くて教養もあるセシルにとって、バーティアは「乙女ゲーム」に転生したという意味不明な話をするので、面白いけれど理解不可能な存在でした。しかし実際バーティアは、日本で生まれた前世を持ち、その時に遊んだ乙女ゲームの世界に生まれ変わっていたのです。さらに、バーティアは乙女ゲームの通り、「清く正しい悪の華」になるとセシルへ誓います。
【作品情報】原作が『憧れの騎士様は自宅警備隊!?お見合いしたら相手が色々こじらせていました』『今更です!!』等の著書を持つしき、作画は『終焉のエリュシオン』『噂屋』『BLOODY JUNKIE』等でお馴染みの蓮見ナツメ。アルファポリスの『レジーナCOMICS』にて連載され、全7巻完結済みです。
【おすすめするポイント】前世で遊んだゲームの世界の中に生まれ変わった伯爵令嬢バーティアが、立派な悪役令嬢となって、きちんと婚約破棄されることを誓うという変わった設定です。純真無垢なバーティアですが、悪役令嬢とは程遠いキャラクターが可愛らしく、それを受け入れて楽しむセシルに思わず笑みがこぼれます。二人のほのぼのとした雰囲気に癒されて、ついつい読み進めてしまう作品です。
【あらすじ】主人公は、毎日朝早く職場へ行き、終電で帰宅する社畜OL。ある日、過労により命を落とし、好きだったネット小説のヒロインである悪役令嬢・ローニャとして転生します。生前、小説で読んだ通りに王弟殿下の子息シュナイダーから婚約を破棄されたローニャは、最果ての街ドムスカーザへと向かうことに。両親も兄も、シュナイダーも知らない新しい街で暮らしたいと考えたからです。ローニャはさっそく喫茶店を開き、第2の人生を歩み始めることに。
【作品情報】原作は『気付いたら組長の娘に異世界転生していた冷遇お嬢。』の他に『まったりシリーズ』で人気の三月べに、漫画は『女王陛下と呼ばないで』や『乗り気じゃないけど結婚したら王子ガチャに成功して溺愛されました ネクストFアンソロジー』で有名な梶山ミカ。アルファポリス『レジーナCOMICS』に連載中で、現在5巻(2023年8月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】憧れていた小説の世界に転生したローニャが、喫茶店を始めるというちょっとユニークなストーリー。転生ものとはいえ、過去の暗さを引きずっていないところに好感が持てます。毎日、深夜まで働き詰めのOL時代とはまた違った、まったりしていながらもそれなりに忙しいローニャの活躍と、お店に来るモフモフな客がかわいすぎて癒されます。
【あらすじ】君主制国家・スキニア帝国の侵略を受けたアリータ公国では、帝国の教育システムとして亡国の貴族の子女たちへ「18歳の春に国が決めた相手と結婚し、子どもをもうけること」という使命が課せられました。伯爵令嬢のティアナは、昔から顔を合わせると喧嘩ばかりのエリート騎士のアデルと結婚するはめに!お互い口論しながらのロマンチックとは程遠い初夜が始まります。一夜限りと思いきや、アデルはティアナを何度も呼び出し…。
【作品情報】原作は『聖なる力が××から出る乙女ですが、最強騎士さまに甘く捕まえられました』『転生悪役令嬢は、氷の侯爵を決死の覚悟で誘惑する バッドエンド回避で溺愛ルート突入です!』などの作品で人気の茜たま、キャラクター原案と作画は『あやかし旦那様の愛しの花嫁~お前は永遠に俺のもの~』で評判の鈴宮ユニコ。本作品は一迅社『ZERO-SUMコミックス』で連載されたのち、全2巻で完結しています。
【おすすめするポイント】お互いに大好きだけれど、心から素直になることができず、いつも喧嘩が絶えない不器用なティアナとアデル。アデルの優しさや独占欲にはキュンとさせられます。2人の関係がじれったくて、見ているとハラハラする場面も。登場人物たちが、逆らえない運命に立ち向かい、障害を乗り越えて前向きに進んでいく姿に心を打たれます。
【あらすじ】主人公は貧乏伯爵令嬢のグレイス。彼女は、国王陛下の甥で社交界の誰もが振り返る公爵アンセルに一目惚れされ、三日後に幸せな結婚をすることになりました。しかし、アンセルが「このまま結婚することになったら最悪だ」と言っているのを立ち聞きしてしまいます。実はこの結婚は、公爵家を狙う悪質な男をおびき出すための罠…。グレイスはショックを受けつつも、せめて最後まで囮としての役目を果たそうと…。
【作品情報】原作は『落ちこぼれ白魔導士セシルは対象外のはずでした』で人気の千石かのん、作画は『淡河かれんは甘噛みする』などの作品で知られる藤谷陽子、キャラクター原案は『自称悪役令嬢な妻の観察記録。』で話題になった八美☆わん。一迅社『ZERO-SUMコミックス』に連載中で、現在25巻(2023年8月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ハイスペックで人気のある公爵と、女丈夫の伯爵令嬢とのすれ違いが織りなすラブコメディ。予測可能で読み応えのあるストーリー展開に引き込まれます。本当は溺愛されているのに、愛されていないと思い込むグレイスの健気で勇敢な奮闘ぶりが見ものです。2人を取り巻く個性の強いキャラクター達も良いアクセントになっています。
【あらすじ】ヴィルヘルム王国の王太子フリードリヒとの婚約が決まった公爵令嬢のリディアナ。「日本人」としての前世の記憶があったリディアナには、いくら優しくて美形だろうと「一夫多妻制度」を採用している王族との結婚は受け入れられませんでした。そんなリディアナはなんとかして婚約破棄をしようと、ある計画を思いつき仮面舞踏会へ…。
【作品情報】原作は『転生伯爵令嬢は王子様から逃げ出したい』で人気の月神サキ、作画は『一度食べたらやめられない~今夜もウチに来ませんか?』などの作品で有名な黒木捺、キャラクター原案は『私この度、王国騎士団独身寮の家政婦をすることになりました』で話題の蔦森えん。一迅社『ZERO-SUMコミックス』で連載されたのち、全19巻で完結しています。
【おすすめするポイント】一夫多妻制の相手と結婚するのが嫌で、婚約破棄をしてもらうために初めてを捨てるリディアナのやぶれかぶれの行動に思わず笑ってしまいます。全体的にテンポが良い上に、魔女など様々なキャラクターが出てくるので、飽きずに楽しく読める作品です。前世が日本人女性だったという伏線も、今後どう展開されていくのかが気になるところ。
【あらすじ】侯爵令嬢のアニエスは、長年の片思いの相手である王太子・リュシリュールから突如婚約を破棄されることに。捨てられた後に虐げられる未来が見えていたアニエスは、身の安全を確保し、想いに区切りをつけるために魔法を使ってリュシリュールとベッドを共にします。自宅に戻って引きこもり生活を送っていたアニエスが、気晴らしに市場へ出かけると、なんとリュシリュールと再会!どうやらアニエスを探していたようです。
【作品情報】作画は『兄嫁』も好評のセレン、原作は『虜囚の恋~お世話していた騎士団長に溺愛されてるようです~』などを描いた碧貴子、キャラクター原案は『婚約者を略奪されたら、腹黒策士に熱烈に求愛されています!!』なども手がけるすらだまみ。一迅社『ZERO-SUMコミックス』に連載中で、現在(2023年8月10日時点)10巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】どうせ捨てられるならと、リュシリュールを襲って既成事実を作ってしまったアニエスですが、それでも想いを吹っ切れません。リュシリュールもアニエスを忘れられなくなってしまい、2人の意地っ張りな恋模様が始まります。素直になれない強情な2人の想いがすれ違い、時にじれったく、時に悲しくなることも。ロマンチックで美しい衣装や風景なども見どころです。
【あらすじ】孤児院で育ったミラは、魔力を吸い込むという特殊な能力を持っている少女。その能力を目当てにミラを引き取った義父は、お金儲けのためにミラに魔道具の浄化を強制していました。日々魔力を吸い続けた結果、医者から1年しか生きられないと宣告されるほどミラの体はボロボロに…。ある日、薬草を手に入れるため神殿に向かったミラはその場で倒れてしまい、侯爵令嬢・アンネリーゼに助けられます。ミラの能力を知ったアンネリーゼは、弟・ダリウスの魔力を吸ってほしいと頼むのでした。
【作品情報】作画は『望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す』などの人気作を描いた紡木すあ、原作は『異世界で姉に名前を奪われました』なども好評を博している琴子。ぶんか社『PRIMO』にて連載中で、現在(2023年8月10日時点)5巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】義父から逃げたいミラは、アンネリーゼの依頼を快諾。しかし、魔力を吸うためには、ダリウスとキスしなければなりません。ダリウスの魔力が落ち着くまでの2年間、ミラは契約結婚をすることに!最初は愛のないキスですが、次第にお互いを意識し出した後は、ミラもダリウスも色っぽくなっていくので、キスシーンが来るたびにドキドキしちゃいます。
【あらすじ】武人として育ったアンジェリカは、王立軍将軍の一人娘。鋭い目つきと硬い表情、そして無愛想な態度から「氷の悪女」と呼ばれ、社交界でも敬遠されていました。いきなり公衆の面前で婚約破棄をされた時も、涙一つこぼさずに毅然と立ち去るほどです。ただし、跡継ぎがいないという事態は深刻で、結婚は諦めても子供だけは欲しいと思い相手をひそかに探していました。そんなアンジェリカに、驚くような人物が名乗りを上げ…。
【作品情報】作画は『悪役令嬢と鬼畜騎士』などの人気作を発表している生還、原作は『死ぬほど結婚嫌がってた殿下が初夜で愛に目覚めたようです』も好評の栢野すばる。プランタン出版『オパールCOMICSkiss』にて連載中で、現在(2023年8月10日時点)5巻まで配信されています。
【おすすめするポイント】アンジェリカへ求婚したのは、貴族令嬢たちの憧れであり、自身が忠誠を誓う王太子・エルヴァン!アンジェリカは巷で悪女と言われていますが、エルヴァンは純粋な女性だと見抜いていたのです。一途なエルヴァンと逆ツンデレのアンジェリカの感情がかみ合わない様子がじれったくなるかも。アンジェリカの女の子らしい一面にキュンキュンできる作品です。
【あらすじ】リデア国の王女ティナーリアは、幼い頃から敵国の王太子・キースファルトへ恋をしていました。リデア国が敗戦すると、ティナーリアは敵国へ人質として送られ、キースファルトと政略結婚させられることに。キースファルトが望んでいない結婚だとは分かっていましたが、ティナーリアは楽しみにしていました。しかし、キースファルトから「恋人がいる」とはっきり言われてしまい、ティナーリアは自らの思い出を封印して、キースファルトに尽くそうと決めます。
【作品情報】作画は『離婚予定の契約婚なのに、冷酷公爵様に執着されています』などの人気作品を描いた紡木すあ、原作は本作が代表作となった古池マヤ。ぶんか社『PRIMO』に連載しており、現在(2023年8月10日時点)12巻まで好評配信中です。
【おすすめするポイント】キースファルトからの愛は手に入らないと知っていても、一途に想いつづけるティナーリアを見ていると、ポロポロと泣けてしまいます。あまりにティナーリアが痛々しくて、キースファルトに恋人がいるのは嘘だと伝えてあげたい…。メイドのマリアがティナーリアに優しいのが救いです。紡木すあの絵も、ティナーリアのはかなげな雰囲気にぴったりで、読み進めるのが楽しくなります。
【あらすじ】令嬢のレティシアは、アスタール王国の第一王子・クラークの婚約者。ある日の舞踏会で、クラークはレティシアではなく別の女性をエスコートしてきました。それを見たレティシアは婚約破棄を確信して大喜び。レティシアは幼い頃からの妃教育に嫌気がさしており、自由な生活をずっと望んでいたからです。レティシアはすぐに田舎へ引っ越し、自由気ままな生活を堪能。しかし、クラークが再び現れて婚約破棄はしないと言われてしまいます。
【作品情報】原作は『逆行令嬢の復讐計画』で知られる沢野いずみ、キャラクター原案は『偏屈王の妖精画家』などを手掛けた夢咲ミル、作画は『明日ナイショのキスしよう』などを描いた菅田うり。主婦と生活社『PASHUP!』にて連載中で、現在(2023年8月15日時点)4巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】レティシアはもともと、木登りや魚釣りが大好きな活発な女性。婚約破棄された時に、ズバズバと本音をぶちまける様子にスカッとします。しかし、クラークは幼い頃のレティシアに一目惚れしてすぐに求婚し、実は今もレティシアを想い続けていたのです。クラークの一途な面にちょっとジーンとさせられます。どこにでも現れるクラークに、レティシアがいつまで逃げられるかが見物です。
【あらすじ】神崎琉衣(かんざきるい)は、双子の妹・日那(ひな)と共に異世界に転生しました。日那は聖女としての才能があったものの、琉衣にはなかったため、日那や王太子から酷い扱いを受ける日々。さらに、妹の代わりに聖女として他国へ嫁がされます。琉衣が嫁いだ相手は、皇帝・アリスタルフ。鷹のような顔をし、猛毒を持つ鳥人です。結婚式後、琉衣に聖女の能力がないことがバレてしまい、殺されるかもしれないと思った琉衣は、宮殿から逃げ出そうとします。
【作品情報】原作は今作がデビュー作となる乙嶋かさね、作画も同じくデビュー作の羽是。一迅社の『echo』にて連載中で、現在(2023年8月15日時点)7巻まで発売されています。悲しい過去を持つヒロインと、毒を持つ獣人の悲しくも美しいラブストーリー!
【おすすめするポイント】逃げ出そうとして転落した琉衣を助けたのは、羽が生えた人間・アリスタルフ。鳥人の姿は何だったの?と思うほどキラキラのイケメンでした。琉衣も安心して話ができるようになります。猛毒を持つ体質から人とのふれあいを避けてきたアリスタルフ。人を恨まずに人生を楽しもうという琉衣に徐々に心を開いて、アリスタルフが甘々になっていくところが萌えポイントです。
【あらすじ】令嬢のジーナには、幼い頃からの婚約者であるカルロがいます。しかし、2人は初対面のときからケンカをしてしまい、会うたびに口喧嘩をしてしまう関係。ある日、デートの際にカルロは他の女性と話しながらジーナのことを軽く扱い、大激怒したジーナは階段から足を踏み外して転落してしまいます。ジーナが目を覚ますと、そこには心配した家族とカルロの姿。気まずさから丁寧な口調で話したジーナを見て、記憶喪失と勘違いしてしまいます。
【作品情報】原作は『宰相閣下の溺愛に雇われ妻は気づかない』などで知られるマチバリ、漫画は『イケメンアパートの管理人はじめました』を描いた絢瀬マコト。秋水社ORIGINAL『素敵なロマンス』に連載中で、現在(2023年8月日時点)14巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】ジーナとカルロは、売り言葉に買い言葉のように言い争いますが、お互いにそんな態度を直さなければと思っていました。記憶喪失はそんな関係を変える大チャンス?カルロだけ溺愛モードに入ってしまい、それに戸惑いながらも少しずつ素直になっていくジーナがかわいい。最後までジーナが嘘を隠し通すのか、いつか嘘がバレるのかも気になります。
【あらすじ】花咲凛子(はなさきりんこ)は大学受験の追加合格結果を待っていました。不安な気持ちを紛らわすために外に出かけた時に、謎の人物に突き落とされて、なんと小説の世界に転生!凛子はレリアナという令嬢として転生しますが、実はレリアナは小説中で婚約者に殺されてしまう運命だったのです。何とか婚約を破棄するよう奔走しますが、全て失敗…。打つ手の無くなったレリアナは、権力者である公爵・ノアに婚約者のフリをしてもらうことを思いつきます。
【作品情報】原作は今作がデビュー作となるMilcha、漫画も同じくデビュー作となるWhale。カカオジャパン『ピッコマ』にて連載しており、現在(2023年8月18日時点)9巻まで発売中。2023年4月にアニメ化も果たしました。
【おすすめするポイント】短期間で2回も殺される運命にあるレリアナは、生き残るために小説の知識を活用しながら、死亡フラグを回避していきます。婚約者は演技のはずですが、次第にノアとレリアナは、会って話をする時間が楽しみになり…。色々と邪魔が入ってきますが、2人で乗り越えて幸せになってほしいカップルです。あとは、凛子を突き落とした人物の謎が解ければ最高にスッキリ!
【あらすじ】両親の容姿を受け継がず、黒髪で黒い瞳のヒロイン・シェリル。そのため母親の浮気でできた子だと疑われ、実母は心を病み亡くなります。シェリルは父親と継母から愛されず、使用人のような扱いを受けて育ちました。ある日、辺境伯爵グレイグからシェリルを妻に迎えたいと手紙が届きます。胸を弾ませてグレイグの屋敷に向かうシェリル。しかし彼女を迎えたグレイグに「あなたは一体誰だ?」と言われてしまいます。実はグレイグは美しい義妹リリアと結婚したかったのでした。グレイグから「1年後に離縁して欲しい」と告げられたシェリルは…?
【作品情報】原作は『美しき王はバケモノ王妃を愛す』などでも知られるヤマトミライ、作画は『未来人は魔法世界を楽しく魔改造する』のイラストを描いたほいっぷくりーむ、構成は『恋のあかし』なども担当したAmary。アマリリスコミックス『インカローズコミックス』に連載誌、全26巻で完結しました。
【おすすめするポイント】悪役の義妹・リリアの際立った性格の悪さが作品を面白くしています。彼女の徹底的な陰湿さにもはや感心しながらも、やっぱりヒロイン・シェリルを応援したくなるはず。冒頭では弱々しくおとなしい性格のシェリルですが、物語の進行にしたがって、芯の強い女性に成長していく姿が魅力的です。物語はスリリングに展開するため、続きが気になって最後まで一気に読んでしまうこと間違いなし!読後感は爽快で心地よい余韻に浸れます。
【あらすじ】ある日、辺境のカロディア領主の妹・フェリアに「国王のお妃に選ばれた」という知らせが届きますが、実はフェリアが選ばれたのは31番目のお妃候補。3か月に一度「31日」にしか国王に会えない最下位の候補だったのです。後宮に到着したフェリアですが、女官長の意地悪で家には家具が置かれておらず、毎日の食事も届きません。騎士団長・ビンズは怒りますが、フェリアは涼しい顔で畑を耕し、騎士たちにおいしい料理を振る舞います。そして「田舎娘には田舎娘の誇りがあるわ。あの女に助けてくれだなんて絶対に言わない」と宣言して騎士たちの心を掴むフェリア。とうとうマクロン国王と対面する31日がやってきて…?
【作品情報】恋愛ファンタジーの名手・桃巴の人気小説を、『セン恋。』シリーズや『溺愛カンケイ!』を手掛けた七輝翼がコミカライズした本作。キャラクター原案は山下ナナオが担当。『B's-LOGCOMICS』(KADOKAWA)にて好評連載中で、現在5巻(2023年8月22日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】本作は異世界転生やループといった特殊な要素がなく、物語はわかりやすくシンプルに展開されます。ヒロインのフェリアは、心優しくバイタリティあふれる女性。田舎育ちに卑屈にならず、常に堂々と行動する姿が実に魅力的。マクロンとのやりとりは、ひたすら甘く微笑ましく、読者の心をくすぐります。明るく溌剌としたフェリアがマクロンと恋に落ちる姿が丁寧に描かれており、キュンキュンしながらテンポよく読み進められる作品です。
【あらすじ】フェデリカは優秀な治療魔法の使い手で、日々人々のケガや病気を治していました。しかし、真っ白な髪と白い肌という見た目から、周囲の人に「色なし」と蔑まれます。ある日、フェデリカへ王命が届き、伯爵家出身の騎士・アルマンドとの結婚が決定!治療魔法の血を絶やさないためとはいえ、色なしと蔑まれてきた平民出身の自分を嫁にもらうことになるアルマンドを可哀想に感じ、はやくに子供を身籠って離婚し、アルマンドを自由にしようと決心します。
【作品情報】作画は『背徳教授の欧風菓子』なども描いたかんべあきら、原作は『宰相令息は古道具屋の若き店主に純愛を捧げる』なども手掛ける長野雪。秋水社ORIGINAL『素敵なロマンス』で連載しており、現在(2023年8月20日時点)31巻まで発売中です。
【おすすめするポイント】フェデリカとアルマンドがお互いの気持ちをはっきりと掴めないまま、周りの状況が盛り上がり、進んでいくという展開に引き込まれます。ヤキモキしながらも、共感できる脇役たちの存在が、ストーリーを読みやすくしています。今まで辛い思いをしてきたフェデリカのハッピーエンドを心待ちにしていますが、同時にまだ解決されていない要素も多数あるので波乱の展開もあるかも?
【あらすじ】神聖力で人を癒せる力を持っている聖女・アナベルは、幼い頃からその力で人々を治してきました。しかし、急激に力が衰えてしまい、役立たずになったアナベルは男爵家へ嫁がされることに。気晴らしに出かけた花祭りで、アナベルは最後の思い出作りにと、たまたま見かけたイケメンの聖騎士へ告白します。後日、なんと告白をした相手の聖騎士・リュカがアナベルに求婚!実は、リュカの呪いを解くためにアナベルが必要だったのです。
【作品情報】原作は『ヒロイン不在の悪役令嬢は婚約破棄してワンコ系従者と逃亡する』を書いた柊一葉、作画は『ハツカレコロス』などで知られる大川ナギ、キャラクター原案は『没落寸前ですので、婚約者を振り切ろうと思います』なども手掛けるぽぽるちゃ。講談社『異世界ヒロインファンタジー』に連載中で、現在(2023年8月20日時点)4巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】聖女と聖騎士の綺麗なラブストーリーかと思いきや、意外とギャグテイストが強めで大笑いできます。アナベルの毒舌やフライパンを武器に大暴れする様子が、聖女っぽくなくて愛おしい!そんなアナベルを見るリュカのピュアな眼差しが優しくて、2人が接近するたびにキュンキュンします。テンポよくストーリーが進むので、一気読みしたくなる作品です。