<作品内容>ある日突然送られてきた小包。その中には「おめでとうございます。あなたは10万分の1の確率をくぐりぬけ、ライアーゲームにエントリーされました」という手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった。30日後のゲーム終了日に、自分の所持金1億円を返還する。ルールはそれだけ。首尾よく対戦相手の所持金を奪うことのできた勝者は1億円を手にし、敗者は1億円の負債を背負う…。誰を信用すべきなのか、誰を信用してはいけないのか…。大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!
<ビジネスに役立つポイント!>
脳の柔軟性が問われる作品
ここまでご紹介してきた作品とはうってかわりますが、限られた情報の中から心理戦を繰り広げて、勝ち抜いていく様がスリリングで、気づけば夢中になっている作品です。この作品から学びたいのは、「脳の柔軟性」。一見何も問題なさそうなルールの、どこに穴があるのか、どこが突破口になるのか。相手の心理はどのように変化するのか。主人公に自身を投影しながら、「自分だったらどうするか」を考えることで、思考に柔軟性が生まれてきます。絶望的な状況でも、活路を見出せるかどうかは、まさにその思考力にかかっているといっても過言ではありません。その力はきっと、ビジネスにも役に立つことでしょう。