家族っていいな♪
頑張るパパキャラに弱い皆さ~ん!
過去にご好評いただいた子育てBL第2弾の開催です♪
慣れない家事・育児にくたびれちゃって、でも子どもの存在に癒されて……。そんなパパたちを可愛いキッズと一緒に楽しめる作品をご紹介します!
家族の温かさ、愛情をたっぷりチャージしてください!
度重なる不幸から筆を折り、家も失くしてしまった元漫画家の彬央。そんな彼が偶然再会して転がり込むことになったのは、学生時代の後輩・クマの家で……。
昔から変わらないというクマの彬央(と彬央の作品)LOVEっぷりに、読者としては「もっとその子甘やかして!!」と叫びたくなります。彬央の両脇にクマの双子の子どもたちがひっついてすやすや眠るシーンは、 クマの血筋を感じて思わずニヤニヤ! 一方、クマはひとり親家庭ながら爆売れの小説家として名を馳せている男。創作に対して自己肯定感が墜落しきっている彬央だからこそ、クマに自虐する姿が痛々しいです……。それでもクマが彬央に愛しさを打ち明けて、褒めて褒めて褒めちぎっているシーンが「光」すぎて拝まざるを得ません!
自分を底辺だとしか思えなくなってしまった男が、自分を包み込んで溺愛する男とその男のきゃわいい子どもたちに懐かれている図の救済力、ぜひその目で確かめてください。
妻を亡くし、ひとりで子育てを頑張る翼と最愛の息子・空。見知らぬ酔っ払いに絡まれた後日、その男・比呂と同じアパートの住人、そして 職場の同僚として再会し、3人の穏やかな関係がスタートします。
工場で働きながら、幼稚園の送り迎えに料理に掃除……シングルファザーとして子育てに追われる翼の様子がとにかく健気で、思わず応援せずにはいられません! 頑張りすぎてしまう翼を比呂が放っておけない気持ちが痛いほど伝わってきます……。翼の負担を少しでも減らそうと、人懐っこく明るく空のことを可愛がり、翼を支えようとする比呂。そんな彼に徐々に心を許していく翼の様子にもきゅんきゅんが止まりません! もちろん、空くんの無邪気で子どもらしい言動もとってもキュートで癒されますよ~!
かわいすぎるキッズに和みたい方、頑張るシンパパの子育てを見守りたい方、大必見のリアル子育てBL。疲れた現代人の心身に染み渡ること間違いナシの一作です!
優しくのっぽなαの美人パパ遥と、小柄でガテンなΩのこーすけパパ、そして活発なまりんと甘えんぼの陽介がわちゃわちゃと織りなす、ハートフルなファミリー・オメガバース!
パパものはキッズの魅力も見どころですが 、近藤旭先生が描くまりんと陽介は、BL子役大賞をあげたい激カワっぷり。元気に輝くこの子らは、遙とこーすけがずっと背負ってきた「α/Ωであること」の苦悩や何やかんやをすべて吹き飛ばすシアワセ爆弾で、2人の選んだ道が間違いではなかったことを圧倒的な存在感で証明しています。なれそめは描かれませんが、遥のほうがより多くこーすけに救われているらしく、その言動に滲む愛情の深さは切ないほど。でもこの遥、普段はどこか儚げなのに、こーすけを求めるときに匂い立つ男の色気がたまりません。そしてこーすけもまた、しなやかな体から蒸れるようなエロさを醸し出しています。
子どもとオトナ、両方を堪能できるお宝本です♪
楔ケリ先生が送る、スパダリパティシエ×子煩悩バツイチ!
WEB情報誌の編集チーフ・栗栖はバツイチながらも男手ひとつで愛娘を育てています。ある日、取材先で新進気鋭のパティシエ・新稲と出会いますが、いい人だと思ったのも束の間、路地裏でキスをされた上にずっと隠してきた秘密を暴かれてしまいます!
攻めの新稲がパティシエなだけあってスイーツで溢れる本作ですが、甘いのはそれだけじゃありません! 栗栖がゲイだと言う秘密を暴いてからというもの、新稲によるアプローチが甘い……甘すぎる! 秘密を抱えながら仕事に子育てに奔走する栗栖への労りも、えっちなことをしている時の眼差しも甘ければ、栗栖の愛娘・ほなみへ向ける笑顔まで甘い~! 栗栖父娘が新稲の作るケーキと彼自身の甘さにハマるのも納得です!
子育てBLの醍醐味である、お子様キャラの可愛さもバッチリの本作、お腹いっぱいになるまでどうぞ!
茜パパ・葵パパが起きて、紫万ちゃんを起こして、今日も始まる温かな朝食風景。紫万ちゃんの初めての授業参観に茜パパは仕事をやっつけて滑り込み、3人での帰り道、紫万ちゃんの「なんでパパ達は結婚したの?」という好奇心に応えて語り始められたのは……。
ヤンキー×オメガバースは数々あれど、三日ミタ先生の本作がひと味違うのは、すでに子持ちで幸せな現在から、馴れ初め語りの形で尖った過去を描き出すという引き込まれる構成と、あの過去あってこその現在だと納得できる丁寧なストーリー展開、そして美しきキャラ設定にあり! 不良校出身で「喧嘩四天王」と恐れられた茜(α)と葵(Ω)が、凶暴なまでの本能で惹かれ合い貫いた純愛の顛末。ついに結ばれるシーンの熱さエロさ激しさはもう、さすがに紫万ちゃんには内緒です(笑)。そんな2人の遺伝子が見た目と性格にい~い感じに現れている紫万ちゃんの可愛さも 最高!
パパたちの大学時代が描かれる2巻も、イケてるサブキャラがイイ味を出すので必読です。
子ども嫌いの玲の前に、学生時代の元カノの弟・春陽が息子のあきらを連れて現れたところから物語が始まります。行き場を失った2人が転がり込んできて始まる3人の生活。春陽はお礼と言って玲の体に触れてくるのですが、玲は昔から春陽のことを恋愛対象として好きだったので拒むことができません……。葛藤とともに諦めたはずの春陽に調子を崩されてばかりの玲が健気可愛くて……!
一方、子ども嫌いの玲はなかなかあきらと打ち解けることができません……が、玲なりにあきらのことをしっかり見て理解している様子に「子ども嫌いって言ってたのに……」とキュンときてしまいます!
玲が子どもを嫌う理由、春陽が玲を頼ってきたワケ、あきらという存在……それぞれに秘密があるのですが、その秘密を知った時に胸がギュッと苦しくなり、3人が大団円を迎えるのを見守った時には拍手喝采を送りたくなりました! あとがきにもあたたかい気持ちを感じて胸が熱くなりますよ!
なぐると平尾、2人の愛息である“とわ”は古くて小さなアパートで暮らす“家族”です。どこからどう見ても幸せいっぱいに見える3人を描く本作。博士先生らしさの詰まったあたたかくて愛おしい、ちょっぴり変わった家族の物語です!
かつて暴走族のヘッドだったなぐる。現在の子煩悩っぷりからは信じられない荒みっぷりで、暴走族を辞めさせようと縋る平尾を殴り飛ばしたことも……(不憫)。だけど、そんな紆余曲折があったからこそ、今の3人で暮らす愛に満ちた毎日が奇跡のようで、その幸せも噛みしめられるというもの。頑なだったなぐるが「この子とお前のために生きていきたい」と平尾ととわを受け容れるシーンでは胸にジンとくるものが……!
なぐるの過去やとわの出生などまだいくつもの謎が残り、次巻への期待値も俄然高まってしまうプロローグ的な第1巻となっています。美人受けの強さを浴びたい! ヘタレ攻めの包容力に不意を突かれたい! という方にもぜひおすすめです♪
双子の姉夫婦の遺した甥を預かることになったサラリーマンの暁。慣れない子育てに限界を感じていた暁を助けてくれたのは、5年前から暁に好意を寄せる千尋でした。姉を亡くした暁、両親を亡くした旭日、介護していた祖母を亡くした千尋。大切な人を亡くして心に穴が空いた3人の不思議な生活が始まります。
優しく気遣いができて、家事も万能、控えめながらも穏やかに好意を見せてくる千尋は良く躾けられた大型犬のよう! 年下わんこの可愛さもあり、温かな包容力もあり、傷付いた心を癒してくれる最高の攻めがここにいます。一方、ゲイである引け目から家族を持つということに実感のなかった暁も、旭日と日々を過ごすうちに父性が芽生えるように。家族の絆が生まれていく過程が穏やかなタッチで丁寧に描かれておりグッときます……! トラウマで喋れなかった旭日が大きな声で暁を呼ぶシーンは思わず号泣してしまいますよ!
家族BLの良さがギュッと詰まった感動的な一作です。
家族の温かさが沁みる珠玉の子育てBL8選、いかがでしたか?
実の父子、血のつながりのない義理の父子……。現代社会の課題でもある「多様な家族の形」をBLに見出す特集になったように思います。
作品にキュンキュンしつつ、皆さまの家族についても少しだけでも思いを馳せていただけたのなら幸いです。
\スタッ腐★イチ推し特集/